ずっと勉強が出来て100点取れてた人は、仕事でも完璧でないと気がすまなそうだから大変そう
私自身は、かなりいい加減な人生の歩みだったし、全然正統派でもないし、友人もどちらかというとそういうタイプの人が多い。
大学途中で辞めていたり
ふらふらと派遣社員を続けていたり
もうからないけどセラピーやってたり
一度も正社員になったことないけど食べていけてたり
世の中のものさしから言うと、たぶん端っこの人たちばっかり。
ITで稼いでいたり、株やって儲けたり、一流企業戦士とかはいない。
でも、みんな多分それぞれの幸せのサイズや自分のものさしを知っている。
何に感動して何に満足できるのかをわかっている。
私の今の職場はバリバリの理系。みんなカシコばっかり。博士号持っている人もいる。ずーっと頭の良い人たち。そして世の中的にみると正統派な人たちだと私は思っている。もちろん、そんなカシコの人々の中でも、人間的魅力に満ちた人もいる。バランスとれた人もいる。自分をわきまえ謙虚な人もいる。
でもそうでない人もいるのは確か。しかも結構強烈である。いわゆる困ったさんタイプもなかなかの数存在する。
彼・彼女たちの特徴は、たぶんこれまで頭脳的に挫折したことないはず。まぁー、頭脳的に諦めてばかり来た私にはほんと羨ましい話ですが、ずっと勉強が出来て、5段階の5ばっかりもらって、授業聞いているだけで理解できて、塾行く必要なくて、勝手に勉強しちゃう人だったんじゃないかなー。
職場のカシコさんで自慢話は大学の時(専攻は理系のはずだけど)英語・ドイツ語・中国語、オール100点取ったんだよねぇ~とか。聞いてないし!それ聞かされて「すごいですねぇ~っ!!!!!」って言えば良いのか?すごいしか言えんやん。そのあと、何も言えん。そんなの大人のする会話?って会話をします。
仕事をするというのは、学校の勉強やテストで理解をし優良点を取れば良い、という世界の能力だけでは通用しないんですよね。
人間関係を円滑に構築出来る柔軟性が必要だし
誰かのミスを受け入れる寛容さも必要だし
分からないことは誰かに教えてもらう謙虚さが必要だし、
色んなことに感謝出来るアンテナが必要だし
先を見据えて今をがまんする忍耐力も必要だし
かといって好い人で終わらせない計算高さも必要かもしれないし
人間としての色んな角度からの「体力」が問われる。
学校でず~っと勉強が出来てテストで100点満点だった人は、その後の仕事に於いても満点でないと満足出来なさそうに見える。どこかにダメな点があると我慢出来なくてキャパオーバーしてしまう。すぐキレたりもするし出来る仕事量が少なくて本人はそれで構わないかもしれないけど、やっぱり周りはそれで良しとはならないんですよね。。。
まぁ、そんな人もあんな人も受け入れられる社会っていうのが理想なんでしょうけど、どうせ同じ人生歩むのなら、周りからも好ましいと思われ、さらには仕事でも認められてっていうほうが良いなと思います。
やっぱ子供の時の育て方に影響するんかなぁ。この記事に登場する人も、勉強出来て満点系です。
苦労とか挫折とか、一見すると人は通りたくない道なんだけどそれを通過して初めて大人への階段を登れるんでしょうね。可愛い子には旅をさせよ。
昔の人は上手く言ったもんだ。