ちーちー

仕事育児仕事育児しごといくじしごといくじ、時々音楽ファッションDIY、あ、アロマも好き♡、んでブログ。いくら時間あっても足りん。

子どもを持つという経験は、現実にそうならないとわからない事が多すぎる。そして現実になったら永久に続くんだな。

私には実の子どもが1人、継子が2人いていわゆるステップファミリーを運営してます。

今流行りの晩婚で実子は30代後半に出産。結婚するまでは仕事大好きな企業人。一人暮らしで気ままに暮らしてました。

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ある日出逢った今の主人と結婚することになりしかもいきなり2人の子供。まぁ最初は戸惑いもありましたが、悩みながらなんとか日々を過ごしています。

結婚して1年半ほどして実子を出産。生む前は「自分の面倒でさえ大変だと思っているような私が子供を一から育てていけるのか?可愛がってあげられるのか?」とお腹にいる我が子に不安を覚えていたし、実際出産し病院で過ごしていた10日程は、(帝王切開で開腹手術をしていたので)お腹は痛いし子供は壊れそうにちっちゃくて可愛いけどどう触れていいのかわからない、あふれてくる愛情という程のものを感じられなくて、助産師さんに泣きながら不安を吐露したこともある。

 

しかし、今は子どもを生み育てる事の幸せ、尊さ、素晴らしさ、語り尽くせないほど、実感しています。

 

人生に於いて我が子ほど自分に影響を与えた存在はない。

 

結婚前は、
『結婚したら旦那より子供!なんて言ってるヒドイ女性多いけど、私は絶対ダンナ様が一番の妻になる!!』
と鼻息荒かった私ですが、あっさり子供一番になりましたから(笑)。勿論ダンナ様も大好きなんですが、子供の存在のデカさは半端ないです。

 

だからといって、毎日菩薩様のような穏やかな優しいお顔で過ごしているわけではなく、子どもが言うことを聞かなかったら鬼婆のごとく怒りますし、片っ端から好き放題おもちゃを順番に遊びたくってその後ろを片づけながら追いかけていると、コイツしばいたろか、とも思います。
我を忘れて怒鳴り散らしてしまい、子どもが何とも言えない可哀そうな表情で「ママ、ごめんなさい…」と蚊の鳴くような声で言っているのを聞いてハタと我に返り、
はっっっ・・・、私ってば怒りすぎ我忘れ過ぎ・・・と(いう瞬間はたびたび起こる)思ったら、都度都度できちんと我が子に怒りすぎてしまったことに対して謝り、なぜ怒ったのかを説明するようにはしていますが。

まぁそれにしても、子どもというのは、じっとしてないし言うこと聞かない生き物なんですね。それを念頭に置いて付き合っても、こちらの神経は足らないことの方が多いというもんです。

 

それでも、昔の人はよく言ったもんです。

子は宝。

本当にその通り。

宝物、です。

 

私は今の主人と結婚する頃に決めたことがあります。それは「今までは自分のために時間をお金を使い人生を生きてきたけど、これからは大切な他の誰かのために、自分の時間、お金、そして労力を使って生きて行こう」と。

その覚悟をしていたおかげで、何とかこれまでも過ごせてきたし、これからも過ごしていくつもりです。

 

「子どもを持つ」ということは、その覚悟をしても余りあるほどのパワーを使わないといけないことで、ほんとに色んな「大変なこと」が起こるし(うちの子は健康な子どもですが、アレルギーとか子どもよって色々な大変さがあって、それに加えて日々の大変さが起こるわけだから、二重で大変な人には頭が下がる)、もちろん自分の自由なんて最初から望めないわけで、私もこうやってブログ書くことも、書きたいと思うからやってるけど、ほんのわずかな時間を割いてやらないと出来ないわけで、だから、子どもを持つ、ってことは相当なパワーと手間と時間とお金を必要とするんですよね。

今はネットを使って色んな情報を集めれば、それ相応の「育児に関する」情報って出てきます。少しは私もお世話になりました。

でも、知識として知っているのと実際にやるのとでは、天と地ほどの差以上、宇宙と深海ほどのギャップがあるわけです。そして、実際にやらなあかんようになったときは、その現実はずっと続くわけです。

 赤ちゃんが泣く時は、おむつが気持ち悪かったり、お腹が空いたりしています。

新生児の赤ちゃんは昼夜問わず、ミルクを欲しがります。

赤ちゃんは好奇心いっぱいですから、赤ちゃんが触らないよう手の届かないところにものを置きましょう。

なんて文字情報が並んでいます。何か文字だけ見ていると、すごく穏やかなクラシック音楽が小さな音で流れている部屋でにこにこ赤ちゃんと過ごしているような気分にもなりますが、これが現実なら全然違う風景となります。

特に新生児~6か月ほどは、お母さんは夜中も起きて赤ちゃんのお世話をしますから、日中は髪はぼさぼさ、ひどいときはパジャマのまま過ごします。
赤ちゃんが泣いていると、お母さんも焦ります。あれかな、これかな??おむつ?ミルク?おもちゃ?結局 抱っこかーい。というわけで、しょっちゅう抱っこしてます。私は自分のトイレ時も、抱っこひもで連れて行き用を足していました(こういうお母さん多いんじゃないかな、最近は抱っこひもデフォルト化しつつあるし)
抱っこで眠ってくれたら、抱っこから降ろすのも一苦労。そーーーっとそーーーっとそーーーっと。ベビービョルンだと、ベルトと本体別々だからベルトから外しながらそーーーーっと降ろしたもんです。懐かしい。

そんな新生児~寝転がっている時期、こんなに大変な日々はかつて今までなかったゾ!!!大変だゾ!!!と、夜中起きる子どもの面倒を見ながら横でぐうぐう寝る父親の存在はないものとして耐えるのですが、寝転がっているまでが天国だったと分かるのは、その時期が終了してからなんですな。これが。。

 

寝返りをうち這い這いをし自分の赴くままに動けるようになってくると、さらに大変になる。そのあともずっとずっと、成長が進むたびに、喜びもたくさんありながら、その年齢に応じた大変さが待ったなしでやってきます。

 

こんなこと、現実に起こらんとわからん。大変やでーって教えてもらっても、わからんわ。

 

だから育児放棄とかネグレクトとか起こってしまう若い人たちの心情も、0.001%位はわかる。しかし可愛さの方が勝つ、はずなんだがな。。。

 

育児シミュレーション体験施設とかあったら、あっという間に子ども生む人減ってしまうんだろうなー。大変さだけ味わったら、こんなしんどいことないもん。しんどさを補って余りまくって御釣りがどっさり来る可愛さ・喜びがあるから、出来るんだよなぁ。

 

うーん、少子化って止まらないもんなんですかね。
一人でもたくさんの大人が、そんな喜びを味わえたらいいな、と思うのでした。