ちーちー

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本人は部下を育ててるつもりやけど、結局自分の力を誇示するやっかいな経営者

の元で3年働きました。

従業員10人も居ない小さな会社でマーケ担当募集というあまり見かけない求人に惹かれ、時給は「コンビニ店員程~2000円」と謎の降り幅。前職で流通バイヤー経験があった私が、主婦でも育児しながらでも良し、好きな時間、週に2~3回出社でもOKという今思えば何ともふざけた働き方を推奨してくれて、かつ、自分のこれまでの経験も活かせる余地があるかもとあって、少々の条件の悪さは入社して一緒に仕事をすれば改善されるだろうと、甘い見通しで応募し入社に至りました。

結論から言うと、3年で時給は一円もあがりませんでした。有給休暇ももらえませんでした。早い話が、今流行りの(?)ブラック企業だった訳です。

経営者(=一応社長)は元暴れん坊である自分、でも今は更生して良き経営者・良き夫・良き父となっていることを、殊更自慢にしているのですが(高校生の娘と風呂に入るのが自慢でありますが、ただの変態としか思えない)大体、良き夫・良き父というのは、常識的な社会人であれば当たり前のことだし、以前暴れん坊でケンカばかりしていた自分を反省するのであればまだしもそこから更生したという自分が大好きという一般常識では少しずれた感覚の持ち主でした。

前置きが長過ぎかつ愚痴っぽくなりましたが、この社長というのが嫁も含めて、相当やっかいな人たちでした。
やっかいポイントまとめてみました。

☞やっかいポイントその1►口がウマイ

夫婦揃ってベシャリだけはウマイ。話の中身はともかく、喋るのが長けているだけで人生得するんやなと思います。

さらに言うと、夫婦揃ってかなり手強いクレーマーらしい。何か自分らの身に都合の悪いこと(自分に非があるかどうかは彼らにとっては問題点ではなく、自分がつまづいて怪我をしてもそれが工事中の看板のせいだとすると、看板が悪い、になる)が起こると全勢力をもって、相手を攻撃にかかる、らしい。それもこれも、口達者のなせるわざ。

☞やっかいポイントその2►話が長い

相手が誰でも話が長い。取引先の新人営業マン、印刷会社の社長、ホームページの飛込営業マン、そしてエンドユーザーのお客さん。自分の話にへぇーふぉーと感心し聞いてくれる匂いがすると、そこから話が長い。下手すると、売り込みに来た営業マン相手に2時間「自分の」話してる。
一見、話が面白い経営者とも見えるが、そうじゃないと私は思っていて。自分の時間管理が出来ていない・自分の時間単位に対する考え方が甘い、んだよね~。あんた給料いくらもらってんの?私と同じ時給850円ですか?それなら無駄な時間の過ごし方しても文句言われないわよ。

☞やっかいポイントその3►ケチ

私の時間給(一応、エクセル・ワード上級者レベル出来ます、マクロも使えます、アクセス・パワーポイントも使えます、それなりに数字を使う仕事もしてきてます、それなりに売り上げも作ってきました)に対して、コンビニ店員程度。せめて4桁くれよ。
セミナーで喉を潤すための自分のお茶、自販機で買ったやつ、経費で請求するなよ。
何でも自社で作ろうとするなよ、A4OA用紙で作るチラシ外注しろよ。用紙代、インク代だけでみて、印刷会社に出すより安いって、アンタ人件費なんやと思ってるんや。
原案私が作ってコピー私がしてコピーしたチラシ梱包するの私ですが?たった5000枚のチラシ準備するのに、コピー機使ったらどんだけ無駄な時間使う思てんの?コピー機って一枚づつ印刷しまんねや。専門業者は数倍早い機械持ってまんねん。餅は餅屋言いますやろ!それ専門の人らにまかしなはれ!

☞やっかいポイントその4►旦那の嫁自慢が半端ない

普通会社で奥様とその他スタッフが一緒に働いていたら、その他スタッフの良いところを誉めて嫁は影の立役者的に扱うのが、美しい経営者としての姿ではないかと思うのですが、逆でした。
経営者さん、嫁を誉める誉める。うちの家内はこんなに頑張ってる、家内はやってくれてる、家内はすごい、家内が、家内が、金井が、kanaiが、ってどんだけ嫁好きやねん!!!

☞やっかいポイントその5►嫁の化粧と香水の匂いが強すぎる

加えて50過ぎて、膝上黒スカート+ハイソックス、他人はもう見たくないんじゃない?その髪型、どこでデザインされてんの?左右くるくる巻きーw
もしかして美魔女コンテストでも出ようと思ってる?
付近のコンビニでナンパされた話、自慢するの止めてください。

☞やっかいポイントその6►っていうか、嫁、精神byo+*p"*%の疑いあり

これ以上、お話しすることはありません。

☞やっかいポイントその7►自分大好き

これが一番最大のやっかいポイント。
タイトルにもありますが、とにかく自分が一番好き。自分が一番スゴイ。他の人にスゴイって言って欲しい欲全開。
チラシを作るときこっちも色々案を出してみるけど、自分のやってきたこと自慢から始まり、結局経営者さんの思うとおりのチラシが出来上がる。営業マンが、仕事で悩んでいると、自分の成功体験を長々と話をする。

結局、自分の自慢話したいだけ。
自分大好きなだけ。

それで、経営者さんは、こうおっしゃる。
あの営業マンはこないしたらええ言うのに全然実行せーへん、あいつは成長せーへん。
貴方の言い方悪いんちゃいますのん?

あのね、私らスタッフは貴方の自慢話を聞くためにここおるわけちゃうねん。仕事しにきとんねん。自慢話し聞いて欲しかったら、綺麗なおねーちゃんおるお酒の店行くか、病院行ってカウンセラーに会いに行きなさい。
結局、ご本人さんは部下を遣い育てているつもりやけど、あんなやり方では育たない。

私も色んな上司の部下になりましたが、「その人の元働いていて、成長も出来て楽しいと思えた人」の共通点として、こちらの話をしっかり聞いたうえで建設的なアドバイスをくれた、です。その中に自分の武勇伝を面白おかしく混ぜて、私達部下の気持ちを和らげたり楽しませたりしてはくれましたが、それはあくまで部下の心をしっかり掌握するため。垂れ流しの自慢話なんて、誰が聞きたいんや。


こんな上司夫婦の下で働いていると、段々自分の中のまともな感覚が曇って来るんです。ほんと、ブラック企業て怖いですね。そして世の中は、こんな人らに金が回るように出来てるなんてね、不公平ですなぁ。どうかしてるぜ。