ちーちー

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出世欲と終身雇用と自己実現と厳しい現実

自分自身が根無し草のように複数の会社で勤めていたので、ずっとその道が続いていて階段を上がったり分岐する道があったり、山あり谷あり川あり海あり凹あり凸あり壁に耳あり障子に目あり・・・目の前に現れる選択肢や苦悩、どの道を進んでいくべきか、という経験はなくて、私は転職してステップアップをしてきました。人生は死ぬまで永遠続いてはいますが、働く場所は永遠続くものではない、というのが私の人生です。

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これまでの職場にもいろいろなタイプの人がいました。
適当に仕事を片づけて後の事余り考えていない人、一瞬一瞬が勝負だと意気込んで空回りの人、地味にたんたんと仕事をすることで周りから信頼される人、逆にやり方派手やけど中身ないなーって人、常に腹黒・自分の利益しか考えない人、面倒くさがりの人、笑顔が素敵な人、その記憶力どうやって身に付けたんやってくらい個人情報覚えるのすごい人、人脈がすごい人、部下に慕われる人、部下から疎まれる人、ステージごとに見事なパフォーマンスをしてちゃんと出世する人。

企業人と言えば、出世はつきもの。だからといって、全ての人が上に上がれるかというと、そうではありません。出世したくて出世出来る人、出世したくても出来ない人、出世したくないのに何故か出世しちゃう人、始めからその気がなくてずっと平地のままの人。
もし私が一生同じ会社で働くなら、絶対出世したい人の部類に入ると思う。少なくとも、始めからその気のない人にはならない。

マズローの法則っていうのがあって、人の欲求には段階があり自己実現の欲求というのが最も上位に来る欲求である、という法則。
マズローの欲求5段階説 |モチベーション向上の法則
私はこれを学生時代のゼミで学びました。かれこれ20年前の話。当時はモチベーションなんて単語浸透してませんでしたけど。
法則的に見ても、人っちゅーんは、現状に満足できないもんやっていう事なのでしょう。満たされると次が欲しくなるのは自然な事です。

ふと、周りを見渡すと管理職になっておらずかといってこれと言って独自の武器も持たない40後半~50前半の人とかを見ると、うーん、あと10年以上どうやって仕事に向かうんやろぅ、と、かなりお節介な事が浮かんだりします。ほんと、大きなお世話ですよね。でも想像するんですよ、その10年少しの年月。あー、彼には可愛いお子さんがいるんだ、お子さんらと過ごす時間はそれは大切なんだろうなぁー、とか、はたまた、とても仲の良い奥様がいらっしゃって休日には二人で小旅行に出掛けたりするんだ、じゃなくって、あそーか、彼には俳句の趣味があって詩を読んでるいるとき最も充実した時間を過ごせるんだー。と、いらん想像までしてしまうんです。

一体、人生の幸せとはなんぞや?24時間のうちの大半を占める仕事での充実、しかも出世するというサラリーマンの王道?隣の部の独身管理職女史は寝に帰るだけのマンションに多額の給料つぎ込んでるらしい、それって最終的に幸せに帰結するのか?たんたんと仕事と付き合い帰宅後の家族との時間、休日を大切な人と過ごす生き方?

私の身近には公務員の人も居たりして、公務員って終身雇用が大前提の働き方なんよね。でも終身雇用だったらその道をどうやって進むのかは、より一層その人自身の一大関心事になるしやっぱり人間上へ上へ行きたいと思うのは自然な事で、でも公務員と出世街道ってあんまり結び付かないんですよね、何となく。(お国の為に奉仕するのが役目だから、っていう固定観念があるからでしょうか。公務員とは一口に言っても色んな仕事がありますし、出世競争(死語?)が盛んなところもあるんでしょうけどね)

私自身もそれなりにいろんな経験もし、今の置かれた場所に添い遂げ、その中でも少しずつでも何らかの行動を起こして去年の自分よりちょっとでも充足したいなと思っています。出世なんかとは全く縁のない人生ですが、悪くない人生だなって自分では気に入ってます。
激しく成功を求める人には物足りないでしょうけどね。

ほんと人生って人って色々で面白い。色んな会社で働いて、つくづくそう思います。